どんな工法?
ただのベビーモール
との違いは? |
ベビーモール・ビートリガー工法(以下ビートリガー工法)は岩盤やレキに
特化したベビーモール機(以下ビートリガー機)を使用して、今まで困難で
あった硬い地中を掘り進むことのできる工法です。
このビートリガー機では通常のベビーモール工法での工事も行うことが出来
るため、地中の状況に合わせて工法を切り替えて工事ができます。
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具体的には? |
通常のベビーモール工法では鋼管を回転させながら掘っていきます。
ちなみにこの削進鋼管の中は空で、削進中は水が注入されています。
掘った土砂はこの水と一緒に混ざって泥水になって出てきます。
これに対してビートリガー工法では削進鋼管の先端の中にハンマー装置
が装着されていて、岩盤をバリバリガリガリと削りながら進んでいきます。
この時の土砂(というか削りカス)はオーガーと呼ばれるスクリューによって
掻き出されて出てきます。
こうしてみるとこの二つの工法の差は鋼管の中身が何かだけで鋼管自体は
いずれの工法でも使用されているのが分かると思います。
このためビートリガー機ではどちらの工法でも地中の状態に合わせて自在に
切り替えることができるのです。
オーガーとハンマーを引き抜いてしまえば上の図のほうと同じになるでしょ。
ところがこのハンマー、鋼管より前に出ていて普通は途中じゃ抜けない
でもビートリガーのハンマーヘッドは変形して鋼管の中を通れるので
抜き差し自由で、その場で鋼管を抜かずに削進工法を変更出来ます。
当然また堅い地盤になったら戻すことも可能です。
トップ画面のこの画像はその出し入れの状態を表しているものだったりします。
出たり入ったりー(もちろん中間は省略して描いてます)
ここでいきなり写真ですが、実物はこんな感じです。
ちなみにこのビットの名前はVARIABIT(バリアビット)と
言います、あ、上の写真にも出てるか。
格好いい名前でしょう、VARIABITですよバリアビット、
一昔前のヒーローの必殺の武器のようです、これくらいの
名前付けちゃうんだから自信の程が分かるってもんです。
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独自なのは? |
このビートリガー工法ではハンマー先端の刃先(ビットと言います)をわざと
斜めに作ってあります、先端が斜めだと曲がって掘れてしまいそうですが、
普通に掘っている最中は先端を回転させている為まんべんなく削れるので
まっすぐ掘って行くことになります。
でも掘っている途中で進路がズレてしまって方向を変えたいときには、回転を
止めて斜めに進んで行くことになります(実際には完全に止まる訳ではなくて
首振りをしてますが)。
この進路の制御方法でビートリガー工法は特許をとっています。
そして、拡大、縮小する可変ヘッドも特徴です。
なにより地山が変化しても柔軟に対応出来るのが自慢です。
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参考:ビートリガー施工実施会員
ビートリガー部会員一覧表(現在ビートリガー工法を施工できる会員様です)
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